こんにちは。

 

よもぎハーバル協会代表理事の鈴川です。

 

本格的に猛暑到来ですが、体調はいかがでしょうか?

 

もちろん夏ですから、肉体的には暑さを感じられるでしょうが、夏の冷えも油断できません。

 

冷えは、万病の元。

 

様々な身体症状、精神症状、免疫力、美容などに影響を与えます。

 

また、ご存じかもしれませんが、特に婦人科系は、冷えが関わっていると言われています。

 

今日は、その婦人科の中でもどの女性にも訪れる、月経についてお伝えしたいと思います。

 

 

月経とは?

 

子宮では内膜が女性ホルモンによって厚くなり、卵子を育てるための準備をします。

 

受精しなければその厚くなった内膜は必要なくなるので、子宮内膜は剥がれ落ち体外へ出します。

 

月経とは、子宮を収縮させその子宮内膜が剥がれたもの(経血)を体の外に出ることです。

 

 

月経周期について

月経周期とは、月経初日から次の月経の前日までの日数のこと。

 

25〜38日が正常範囲ですので、多くの方が1か月に1回のイメージではないでしょうか。

 

初潮を迎えて間もない思春期は、月経周期が当初不規則ですが、数年経つと規則的になります。

 

もし、今回異常範囲で月経が来たとしても、前回が正常範囲日数内であり、今回の周期日数と前回の 周期日数の差が6日以内であれば正常の範囲とされています。

 

月経周期が24日以内であり、頻回に月経のような出血がある場合を「頻発月経」、40~50日間隔で遅れて月経が来ることを「稀発月経」といいます。

 

3ヶ月以上月経がない場合は、無月経と呼ばれますが、妊娠や閉経の可能性がない場合は婦人科での相談をおすすめしています。

 

気になる方はまず、ご自身の状態を知るために、基礎体温を測ってみましょう。

 

 

月経日数

また、1回の月経日数は、3日から7日と言われていますが、日数が2日以内と短いときは「過短月経」といい、反対に8日以上と長いときは「過長月経」といいます。

 

「過短月経」については、前回の月経との兼ね合いもありますが、ホルモンバランスの乱れや過度のダイエットが原因の場合もあります。

 

「過長月経」は、ホルモンバランスの乱れや子宮の病気が原因と考えられます。

 

生活習慣やストレス状態の見直しが必要だと思われます。

 

 

経血量

さらに、1回の月経における経血量は、個人差がありますが、およそ50~120ml。

 

「あんなに血液が出ているのに、思ったより少ない!」と多くの方が反応されますが、ご自身の感覚でも正常か異常かはわかりづらいですよね。

 

1周期の経血量が20ml以下の場合を「過少月経」、150ml以上の場合を「過多月経」といいます。

 

過多月経は、人によってはレバーのような塊が出たり、貧血症状が出たりすることもあります。

 

 

 

 

月経にまつわる症状

 

月経年齢であれば経血が出てきたり、ちょっとお腹に張りを感じたりがありますが、それ以上影響を及ぼす症状を以下でお伝えしていきます。

 

①月経痛

女性が月経時に最も訴えが多いのが「痛み」ではないでしょうか。

 

特に月経痛と呼ばれる腹部の痛みは、感じる方にとっては苦痛であり、仕事や日常生活に大きく支障をきたします。

 

月経痛の原理は・・・

 

経血を体外へ出すために、プロスタグランジンという物質を出し子宮を収縮させます。

 

プロスタグランジンの分泌量が多いと子宮の収縮が過剰になり痛みを強めます。これが月経痛です。

 

また、子宮の出口が狭いと、経血がスムーズに体外に出ないため、痛みを感じることもありますし、冷えによって血流が悪くなり、プロスタグランジンが骨盤内に滞ってしまう場合も、痛みを強く感じやすくなります。

 

 

②月経困難症

月経時の下腹部痛に加え、下腹部の張り、腰痛、吐き気や嘔吐、頭痛、疲労、不眠等の身体症状のことをまとめて月経困難症と呼びます。

 

怒りっぽくなる、イライラ、憂鬱、落ち込み等の精神症状。

月経困難症は、何も子宮や卵巣に異常がない「機能性月経困難症」と病気が原因の「器質性月経困難症」の2つにに分かれます。

 

③PMS

月経前、3~10日間続く精神的、身体的症状のことを「PMS」といいます。

 

月経開始と共に軽くなったり消失するものを指します。

 

女性ホルモンの変動が大きな原因と言われています。

 

精神症状:情緒不安定、イライラ、抑うつ、不安、眠気、集中力の低下、睡眠障害

 

自律神経症状:のぼせ、食欲不振、過食、めまい、倦怠感

 

身体症状:腹痛、頭痛、腰痛、むくみ、お腹の張り、乳房の張りなど

 

一見よくある症状なのですが、強い場合は放置せず、婦人科で相談をされた方が良いでしょう。

 

 

いかがでしょうか。

 

当てはまっている!と思われた方もきっと多いはずです。

 

 

近年は、月経に関する悩みや不調を訴える方が非常に増えています。

 

生理痛や生理前中後に不調があるのは、当たり前だと思って、そのまま我慢したり、自己判断をして痛み止めを飲んでいる方も。

 

月経について、正しい知識をもつことで異常かどうかも判断でっきますし、適切な対処ができます。

 

今後、PMS等については更に詳しくお伝えしていけたらと思っています。

 

 

 

婦人科系の問題の8割以上が冷えが原因ともいわれています。

 

つまり、身体をあたたためることで多くの婦人科系の予防につながるのではないでしょうか。

 

ですので、積極的に身体をあたためることを当協会ではおすすめしています。

 

 

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