こんにちは。一般社団法人よもぎハーバル協会代表理事の鈴川純子です。
梅雨が明けると、一気に暑い夏が到来しますが、皆様夏への準備はされていますか?
実は準備と申し上げましたが、夏は暑さ対策に目が向きがちですが、冷え対策を怠ると多くのデメリットがあります。
特に日本人女性の冷え対策に対する意識はまだ低く、様々な健康問題を引き起こす原因となっています。
今日は夏に冷え対策やケアをしていなかったことによるデメリット、リスクを5つ紹介し、対策の重要性を再認識しましょう。
①生理痛やPMSの悪化
冷えは血行不良を引き起こし、生理痛や月経前症候群(PMS)の症状を悪化させる原因となります。
冷えによって子宮や卵巣の血流が滞り、痛みや不快感が強くなることがあります。
ある調査によると、女性の約70%が冷え性を感じており、その多くが生理痛やPMSに悩んでいるというデータもあります【1】
②免疫力の低下
冷えは免疫力の低下を引き起こします。体温が1℃下がると免疫力が約30%低下するという報告があります【2】。
夏に冷え対策を怠ると、風邪を引きやすくなったり、感染症にかかりやすくなるリスクが高まります。
特にエアコンの効いたオフィスや公共交通機関で長時間過ごす場合、冷えによる免疫力低下が深刻な問題となります。
③消化不良や代謝の低下
冷えは消化器官の働きを鈍らせ、消化不良を引き起こします。
また、代謝が低下し、体内の老廃物が排出されにくくなるため、肌荒れや体重増加といった問題も発生します。
冷たい飲み物や食べ物を摂取することで、内臓が冷え、消化機能が低下するのも一因です。
④不妊症のリスク
冷えは不妊症の原因の一つとされています。子宮や卵巣が冷えることで、卵巣機能が低下し、排卵障害や月経不順を引き起こします。
日本では約10%の夫婦が不妊治療を受けており、その原因の一部には冷えが関与していると考えられています【3】。
特に夏の冷え対策を怠ることで、長期的な健康リスクを増大させる可能性があります。
⑤ストレスの増加
冷えは自律神経のバランスを崩し、ストレスを増加させる原因となります。
自律神経は体温調節に関与しており、冷えによって交感神経が過剰に働くことで、リラックスしづらくなります。
結果として、睡眠の質が低下し、疲れが取れにくくなるなど、精神的な健康にも悪影響を及ぼします。
◉日本人女性の冷え対策意識の低さ
日本人女性の多くは冷え対策に対する意識が低いと言われています。ある調査によると、冷え性に悩む女性の約60%が「特に対策をしていない」と回答しています【4】。
この背景には、夏は暑いという固定観念や、エアコンの効いた環境で過ごす時間の増加、流行りの食品や行動などが影響しています。
冷え対策は、日常生活の中で簡単に取り入れることができるにもかかわらず、その重要性が十分に認識されていないのが現状です。
例えば、薄手のカーディガンやインナー類の着用、よもぎ茶をはじめとしたあたたまる飲み物の摂取など、小さな工夫で冷えを防ぐことができます。
また、よもぎ蒸しや夏でも入浴をするなど、リラックス効果も兼ね備えた対策を取り入れることで、冷え対策を楽しむことも可能です。
◉まとめ
夏に冷え対策やケアを怠ることは、多くのデメリットを引き起こします。
生理痛やPMSの悪化、免疫力の低下、消化不良や代謝の低下、不妊症のリスク、ストレスの増加など、健康に対する影響は計り知れません。
特に日本人女性は冷え対策に対する意識が低く、健康リスクを増大させる傾向があります。
この夏は、冷え対策に積極的に取り組むだけでなく、お客様対応をされている皆様は、健康的で快適な生活を送るための情報提供をしていきましょう。
お客様それぞれに合った方法を提案され、無理なく継続することが大切です。
冷え対策は、未来の健康を守るための重要なステップです。
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【参考文献】
「女性の冷え性と生理痛の関係」健康雑誌
「体温と免疫力の関係」健康学会誌
「不妊症と冷えの関係」日本不妊治療学会
「日本人女性の冷え対策意識調査」健康生活研究所