一般社団法人よもぎハーバル協会代表理事の鈴川純子です。
よもぎ蒸しを体験されたお客様やサロン様から、よくこんな質問をいただきます。
「このブレンドは飲めるんですか?」
「食べられるほど安全ですか?」
「無添加ですか? 無農薬ですか?」
「産地は?」
どれも安全性を確かめたいという純粋な思いからの質問だと思います。
私たちメーカーとしても、その気持ちに誠実にお応えできるような製品作りをしてきました。
① 「食べられるほど安心」よりも「医療レベルの確かさ」を

私たちのよもぎ蒸しブレンドは、正式な生薬グレードの原料を使用しており、
実際に医療現場や研究機関でも使用される品質のものを採用しています。
つまり、「食べられる」いうイメージからは遠いものであり、そして日本では医薬品に分類されていない生薬のみを採用しております。
食用グレードと医薬グレードは似て非なるもの。厳しい管理のもとに選別・検査をすべて通ったものになります。
薬草は、どこで育て、どんな環境で乾燥させ、どのように保管されるかで、異なってきます。
当協会の生薬は、産地・ロット・水分値まで厳密に管理され、残留農薬や重金属の検査も通過しています。
②「無添加」「無農薬」という言葉の本当の意味

最近はどんな商品にも「無添加」「無農薬」という言葉が並びますよね。よもぎ茶にも私たちは敢えて表記をしています。
もちろん、私たちの製品も防腐剤などは一切使用していません。ただ、無添加=すべてが安全というわけではありません。
たとえば、完全な無農薬栽培を目指すと、虫害やカビによるロスも増えます。
収穫後の乾燥や保存状態が悪ければ、微生物汚染のリスクも高まります。
だからこそ私たちは、
「農薬を使わないこと」もそうですが、「安全に保つための管理方法」を大切にしています。
つまり、自然そのままではなく、自然を科学的に守るという姿勢が必要なため、
乾燥工程の温度、保管時の湿度、袋の遮光性、封入方法など
これらをきちんと整えることで、薬草本来の香りや成分を損なわず、安全な製品としてお届けができます。
③よもぎは「素材」ではなく「生きた薬草」

よもぎは、日本では古くから「ハーブの女王」と呼ばれ、止血・浄血・整腸など幅広い効能が知られています。
しかし、どんなによい薬草でも、乾燥や保存の過程で酸化が進めば、その力は半減。
私たちはよもぎをはじめとした生薬を素材ではなく生きた薬草、生かす薬草として扱います。
ブレンド後、香りが逃げないようにアルミパックに密封。
熱や湿度に影響されにくい個包装にしたことで蒸される顧客への安心感もあると正規取扱店さんからも高い評価を得ています。
④無言の信頼を支える「見えない努力」

メーカーとして表に出せないことは多々あります。提携している会社、取引ルートの関係上、すべての詳細を開示できません。
それは、「隠す」ためではなく、「守る」ための選択です。
信頼できる生薬を安定的に届けるには、品質と流通の両方に繊細なバランスが必要だからです。
私たちはその信頼を守るために、日々動いております。裏側での見えない努力は製品の品質で示す他ありませんね。
本当に伝えたい“無添加”の意味
よもぎ蒸しの原料において、私たちが大切にしているのは「言葉」「言い回し」より「中身」です。
「食べられる」「無添加」「無農薬」「国産」「〇〇産」といった表現の先に、
本当に私たちが「よもぎ蒸し」を提供するにあたって守りたいのは、
人の体と心を安心して温められる製品選びとブレンド内容や配合量、そして保管方法。
さらには取扱店さんの再現性ある施術やカウンセリングです。ここな最も大切なポイントとなります。
ブレンドは、その力を最大限に引き出すには、自然の恵みを尊びつつも科学の力でも支えることが欠かせません。
今後も皆さんが安心して「蒸される時間」を過ごせるよう、当協会ではこれからも製品力を追求していきます。
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