こんにちは。
一般社団法人よもぎハーバル協会 代表理事 鈴川純子です。


よもぎ蒸しと聞くと、
「たくさん汗をかくもの」
「デトックスになるもの」
というイメージを持たれる方も多いかもしれません。

実際に、
「今日はあまり汗が出なかったんですけど、効果はなかったですか?」
「なぜ汗がかけないのですか?何がダメなのですか?」
と聞かれることもあります。
ですが、よもぎ蒸しの目的は“汗をかくこと”ではありません。まずは、ここからです。

汗の量には個人差があるため
・体質
・その日の体調
・気温や湿度
・自律神経の状態
などによって大きく変わります。

同じよもぎ蒸しを受けても、
びっしょり汗をかく人もいれば、ほとんど汗が出ない人もいます。
これは、良い・悪いの問題ではありません。

 

 

①汗=デトックス、ではない

汗をかくこと自体は、体温調節のための生理反応です。
よもぎ蒸しで出る汗の多くは、
皮膚表面の汗腺から出るもので、体内の老廃物を大量に排出しているわけではありません。

「汗をかいた=毒が出た」
と考えてしまうと、必要以上に汗の量に意識が向いてしまいます。

また、よもぎ蒸しを語る際に、「デトックス」という言葉は、本来は法律上、使用に注意が必要な表現です。
「解毒」などの表現とあわせて、NGワードとされます。

  

 

②本当の目的は「温」「緩」

よもぎ蒸しで大切なのは、
汗の量ではなく、身体が内側から温まっているか、力が抜けて緩んでいるか、整っているか、という点です。

・呼吸が深くなる
・肩や首の力が抜ける
・頭の中が静かになる
・眠くなる、ぼーっとする

このような変化は、自律神経が緊張状態からリラックス側へ切り替わっているサインです。
この変化の方を大切に扱ってあげてほしいです。

 

 

③汗が出なくても、起きている変化

「汗があまり出なかった」というよもぎ蒸しの日でも

・その日はよく眠れた
・手足がいつもより温かい
・気持ちが落ち着いた
・疲れを自覚できた
・リセットした感覚があった

といった変化が、後から出てくることも多くあります。
これらも、よもぎ蒸しによる大切な反応、体感のひとつです。

 

 

 

④汗をたくさんかくのは良いのか

答えからお伝えすると、たくさん汗をかけば良い、というわけではありません。
無理に温度を上げたり、長時間入りすぎたりすると、かえって身体に負担がかかることもあります。
逆に冷えを助長させることも。

特に、
・疲れが強いとき
・睡眠不足のとき
・体調が万全でないとき

こうした状態のときは、汗の量よりも「心地よさ」を基準にしてほしいと考えています。
なので、提供する側が火力調整を顧客毎にすべきなのでしょう。


 

⑤状態を知る時間に

よもぎ蒸しは、汗を競うものでも、結果を急ぐものでもありません。

今の自分の身体が、
・温まりやすいのか
・緩みにくいのか
・緊張が強いのか

それに気づくための時間でもあります。
ですので、汗が少なくても、よもぎ蒸しの意味がない、ということはありません。

むしろ、
「今日は汗が少なかった」
という気づきだけで十分です。

そこに評価やジャッジを入れず、身体と向き合うことが大切だと考えています。

 

 

 

終わりに

自分の状態に気づき、整えていくこと。
「もっと家ではこうしてみようかな」
「これはやめたらどうなるだろう?」
そんな、自分なりの気づきと行動の変化に目を向けてみてください。

そして、何かひとつにこだわりすぎたり、偏りすぎたりせず、考えすぎず、気にしすぎず、バランスよく整えていきましょう。

よもぎ蒸しは、もっと安心して、リラックスしながら続けられるもので、ある日ふと
「前とは違ってこんな変化があった」と気づけるような、喜びのある施術です。

どうか、汗にとらわれすぎず、
ご自身の感覚を大切にしながら、楽しんでいただけたらと思います。

 

 

 

 

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